2008年5月31日土曜日

この本がおすすめ

クラブ保護者・コーチ各位

私、年間50冊を目指し(実際には30冊くらいです)、サスペンスからハウツー本まで幅広く読んでおり、本屋で何か面白いものはないかと探すことを趣味としています。サッカーはその次の次くらいの趣味ですが。
先日、杉山茂樹著「4−2−3−1サッカーを戦術から理解する」という本を見つけました。光文社新書860円+税という地味目の本ですが、目からウロコが落ちました。
以前、コーチの皆さんには、インターネットサイト(http://www.fujix.co.jp/varietyfootball/archive.html)で見つけた、布陣(フォーメーション)の歴史と長短をご紹介したことはありますが、それをもう少しわかりやすく解説してくれており、かつ、実際の試合を解説し読み物として十分面白いものです。ただし、文章力は今ひとつですが。
欧州サッカークラブシーンが攻撃サッカーに染まりだしたのが1998年。2002年の日韓共催ワールドカップでは浸透が行き届かず、2004年のユーロ選手権で移行が完了したとのこと。そして、日本のサッカーは、全く世界の変化を見てこなかったということが実例を挙げて解説されています(オシムは取り残されないため、日々、夜中に欧州サッカーをチェックしていた)。
いずれにせよ、こういった情報を全く知らないまま、サッカークラブのコーチを行っていることに気づかされ、ひどく恥ずかしい思いがしました。
布陣と言うことを理解している方も、理解していない方も(単にファンとしてサッカーの試合を見るだけの人も含めて)、頭を整理する上で絶対に購入して読むべき本だと思います。
因みに、セブンイレブンのサイトで送料無料(指定したセブンに取りに行く)で購入できます。騙されてください。
http://www.7andy.jp/books/search_result/?fromKeywordSearch=true&kword_in=%BF%F9%BB%B3%CC%D0%BC%F9&ctgy=books&submit.x=44&submit.y=9&oop=on
3年生担当コーチ