2006年11月29日水曜日

約束

バイトを取るかサッカーの試合にいくか。
彼女といるかサッカーの試合にいくか。
仕事を取るかサッカーの試合にいくか。

本年、県登録をして、山武郡という狭い地域からメジャーなデビューをした。
しかしながら、人数が集まらず敗戦を繰り返したOBチーム。
また、この中で参加するが、わがままな行動・言動を繰り返す一部の子供がいてサッカーにならない。いつも個人プレイでリズムを壊す。

県リーグ第3戦
『明日も9人しか集まらない、夏のこの暑い中で時間とともに大敗する。辞退するか?不戦敗なら0-3、試合をすれば0-5以上に大敗する。』
「9人なら9人でできるサッカーをして次につなげたい。皆戦い方を知らない。」
***試合は前述のワガママ小坊主のおかげでそうはならなかった。
***9人しかいない前提だったのに、当日のキックオフには8人しかいなく、寝坊してアップもせずピッチに入ったのは前半23分。
  猛暑の中、強敵との相手に守り抜き失点はこの時点で僅かに1失点。
  パスミスをした。このことを罵倒する寝坊スケ。メンバーは猛暑の中、猛攻を23分必死に守り抜き、足はそろそろ思うように動かなかったのだ。。
***自分の行動・言動に責任をもたず、ワガママし放題。  
  指示したポジション、戦術を一切無視をして、試合中に監督と怒鳴りあうという初めての出来事となる。

天皇杯予選第一回戦
前夜 17:30-11人?    22:30-9人
『9人しか集まらない、辞退するか?』
「9人で守りきり、PK戦に持ち込む。やる。」
当日 11:00-8人
前述OKと言った或るメンバーがバイトだという。経過からして、昨日22:30過ぎにバイトを入れたのだと思われる。彼はいつもそうだった。
破られた約束。

『8人しか集まらない、やるか?』
「やる。守り抜く。」

この試合に臨む姿勢で、この0Bチームを今期で解散するか継続するかと決めていた。
事務局長と春先に決めた約束。
しかしながら、母体である小学生の日吉台SCはコーチが足らない。
小学生チーム、OBチーム、そして卒業生が在籍する高校の技術コーチと、土日は午前・午後をフルでサッカーとなり、ダブル・トリプルでスケジュールは空かない。
レディスチームの練習は無しとなっている。
母体の小学生チームには大きな影響が出ている。事務局長はそれを何とかカバーしてくれている。
町では不良じみた行動をする子も、ここに戻るとあの童心の瞳に帰る。
そして、あの頃の仲間と楽しくピッチの上で話し、素直に戻る。
卒業した子供達がまた戻れる、楽しく仲間としてまたつきあえる、
現在の子供達が大人になってもサッカーで仲間として楽しめる場を作りたい。

当日、ギリギリまで再度連絡をし続け、何とかメンバーを募り続けるゼネラルマネージャー。
仕事を切り上げ、駆けつけた。10人。駆けつけたラストはワガママ小僧。
10人揃った。しかしながら、40歳代のメンバーが2人。30代後半が3人。
いろいろなことがありながら、いつも、キチンと参加してくれるロートルメンバーは、いろいろなことがあっても駆けつけてくれる。サッカーが好きでたまらないのではなく、このチームにいる、監督が運営に苦戦をしている、無言で着いてきてくれる大人の行動。
ワガママな小僧が大人になるのさえも待ってくれている。カバーしあうこと。全員で攻めないこと。

天皇杯予選第一回戦は本年度ベストゲーム。皆がカバーをしてサッカーをした。
終了後の駐車場。
〔彼女がサッカー嫌いで、今日もサッカーなどといったら大変なこととなる。好きなサッカーのTVも彼女が寝静まったら、こっそり起きだしてビデオ見るんです。〕
〔上さんが休みの日にと嫌がる。。いつも振り切ってくるんです。〕
20代のメンバーの横顔。初めて聞く話。。。

仕事を放りだしてサッカーをすることは否、調整をすればいいこと。
バイトを休んでサッカーをすること、本人の気持ちの問題。
彼女をだましてまでサッカーをすること、笑える。。
奥さん、家族を置いてサッカーをすること、青春かな。。。
ワガママ小坊主、大人になるまで待つしかないか。。。。。

明日の試合に前夜GOを出しながら、当日バイトを入れ、当日連絡をメールでいれたこと-否!

(監督)