2006年4月30日日曜日

ちょっと自慢させて

日吉台サッカークラブで子供たちを指導して早10年。
サッカーをやったことのない、かつ、本当に運動音痴の私にとって指導とはおこがましいばかりで、一緒に遊んでもらってきた10年といった方が正しいかもしれません。
コーチが不足していることから仕方がなく、低学年を受け持ってきたところですが(今の高学年が正確なキックをできないのは私の責任)、昨年度改めて1年生と2年生を受け持って気づいたことがあり、この場で報告させていただきます。
それは、「子供はいつも誉めてもらいたい」ということです。
昨年度の1年・2年生はとにもかくにもインサイドキックをできるようにすることを目標として練習をさせてきました。あえて言うならもう一つの目標としては、「体を開いてボールをもらう」という2点です。
低学年における1対1でのパス交換の練習はだらけてしまいがちで、難しいものと考えていました。
子供はシュートが好きです。キックの機会が非常に減少しますが、ゴールに向かってのシュートをキックの練習にした方が効果的であることに気づいたのが、昨年のことです。
そこでのポイントが「誉めてあげる」ということにも昨年度に気づいた次第です。
さっきのキックから少しでも向上したら、「そう!、それだよ」、「OK」と言ってあげるのがポイント。
駄目なときは「うまくいかなかったなぁ」と本人はわかっています。その時は黙っているか、励ましてやるかのどちらかです。「何でできないんだよ!」は厳禁だと思っています。職場で失敗し、落ち込んでいるときに上司から怒られれば、さらにモチベーションは下がります。子供はもっと敏感かもしれません。
また、この1年で最高に自慢できることは、練習中に利き足とは逆の足でのキックを子供たちが自発的に始めたことです。シュート練習中に、「逆の足でも蹴ってみようよ」と言ったことがあります。その後にチャレンジした子供を徹底的に誉めてあげたのがきっかけです。その後は、何も言わなくても何回か利き足でキックすると自発的に逆足でキックを始めています。素晴らしい!
締めくくりのミニゲームで逆足でシュートを決めてくれたりしたら、もう本当にウルウルです。
また、次の練習もよろしく(事務局長)。